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DICE version 0.22 配布

DICEバージョン0.22配布開始。メンテナンスリリースで特筆すべきことは何もない。尚、DICE上での利用に問題があるIRCクライアント用スクリプトがある場合、ここにDICEから削除されているIRCコマンドのリストがあるので自力でスクリプトの方を修正して頂きたい。それらのコマンドは、主にセキュリティ上の理由からDICEでは意図的に省かれているものである。

さてUnreal IIである。3日かかってクリアできた。解像度は1280 * 1024 * 32bitを使用した。最初は1024 * 768に設定したが明らかに汚かったので既にこの解像度はゲーム向きではないらしい。GF4Ti以上のVGA + 2Ghz以上のCPUで満足にプレイできると思われる。(Doom IIIだとこれでは足らないらしいが)

まず良かった点から挙げると、パーティクル表現(レーザーの流れやビームの粒子、炎、火花など)がとにかく豊かで美しい。 残念ながら絶対的に良い点として挙げられるのは以上のみである。あとは、UT2003に比べてもグラフィックが緻密であったこと、また自陣の防御を行う ミッションの新奇さ、スナイパーライフルの扱いやすさなど、小粒の評価点がいくつかに留まる。全体的に、「美しいグラフィックのFPS」「アイキャン ディ」以上のものではなかった。ゲーム中はさすがに夢中になってプレイしたとはいっても、終わってみると一番印象に残っているのは3Dベンチマークのように煌びやかな抽象図形がリアルタイムでレンダリングされるintro demoだった。Unreal IIのBGMはOgg VorbisのファイルなのでWinampなどで聴ける一方で、オープニングデモらしきファイルはシンクロが必要なのかOggではない種類のファイルなのでそのままでは音のみを聴くことはできないようである。

そして、面白くなかった点を挙げなければならない。最大の不満は、終盤のスクリプトの不自然さ、急ぎ足の展開である。宇宙船のクルーも本当にNPCらしいNPCというか、単なる説明役というか、全く魂を感じられないお粗末な設定であった。前作と比較するならば、ゲームの長さが明らかに短い。舞台設定が違うので仕方ないにしても、前作の、異星の空間に放り出され、次に何が起こるかわからない寒々とした不安感、荒涼とした風景に曝されつつ味わう孤独感は、一度も体験することができなかった。前作は野外や遺跡、エイリアンの宇宙船などが舞台で、色調も妖しげな翡翠色が多く、まさにunreal といった風情だったのが、今作はRed Factionのパロディかと思わせる部分があったり、Unrealというビッグタイトルが単にエンジンの名称を指すところまで矮小化されてしまったよう だった。Drakkの惑星はさすがに前作風を意識して作ったと思しき様子だったものの、このミッションの最後の章がThe Solitaireという名前(他の章も全部Sで始まる)にしてあるところなど、前作の最終章の悪質なパロディに堕した観がある。しかも十分に巨大なボスキャラが一回も出てこない。さらに最終ミッションは簡単すぎて既にゲーム性を失い、キャラクターをコントロールできる点を除けば、ストーリーに花を添える 美しい書き割りとしてのシーンが展開される退屈なデモに過ぎなかった。他にも、Skarrjが出てくるミッションが2つしか無い、主人公の足が遅い、EAXをONにするとOpenALが落ちる、など小さな欠点は多々ある。

勿論、今後このエンジンに基づいた傑作が多数生まれることは想像に難くない。しかし、前作がそれ自身傑作であっただけに、今作の陳腐なスペースオペラぶりは、悪い予感(このページ2002年11月20日の項参照)がここまで当たってしまうと逆に爽快なほどであった。しかも、前作と違ってマルチプレイも無い。Mafiaのような贅沢なゲームを味わってしまったあとだと余計に寂しいシンプルな構成である。シングルプレイヤー、マルチプレイヤーの双方を含んだミッションパックがリリースされることを願って止まない。

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