ブラウザを起動して真っ先に見るのはSlashdotだ。日本版もあるが、輸入品の常かはたまた輸入業者が悪いのか見るに耐えない代物になっているので(まずもって"アレゲ"というのが本質的な意味で頭が悪そうでキモい)、もっぱら本家のみ見ている。Slashdotは基本的にU.S.のサイトで"United States"というニューストピックもあるので、日本に持ってくるのが間違いである。Slashdotを構成しているプログラムであるSlash (Apache+mod_perl+MySQL)を使って別個のサイトを作るのならまだしも、Slashdotのブランドをそのままコピーしたサイトを支持するというのはいかなる意味を持つだろうか。日本人=copycatという誹りは免れないだろう。テクノロジを真似るのは大いに結構だが、精神やスタイルまで真似る必要は無い。もしくは、そう悟られてはならない。その意味で、日本版Slashdotには、VA Linux JapanのPR部門以上でも以下でもない非常にナイーブな試みであるという印象を禁じ得ない。一昔前の雑誌や最近のTV番組でアメリカのフレームワークを輸入して使用するものがあったが、インターネットではその類に出会いたくないものである。というのは、海 外だろうがどこだろうがダイレクトに一次ソースへ到達することができるからだ。そして、Slashdot自体が既に、インターネット上の他のサイト(含ニュースサイト)をポインタとして情報を伝えるサイト、つまり二次使用素材(悪く言えばパクリ)を主とするmeta weblogなのである(時折運営側による大して面白くない問題提起が行われるにしても)。
さて、Slashdotには"アニメ"なるトピックがあり、これがOSS (Open Source Software)コミュニティと一体いかなる関連性を持つかについて常々非難の的になっている。これはSlashdot運営者のhemosとCmdrTacoの趣味によるもので、特にCmdrTacoはEverything (Apache+mod_perl+MySQL)によるアニメDVDレビューサイトAnimeFuを運営している。DVDレビューサイトでspoilerを含むことが出来ず突っ込んだレビューはできない場ではあるが、逆に短くまとめられているのでなかなか楽しく読める。日本の素材を外国人がいかに解釈するかというのはいつ見ても面白い。それは、ゲームコンソール産業においても同様だ。AnimeFuは 基本的にDVDが対象なのでエンコーディングクオリティやメニューについて一言付けられているが、ファイル共有サービスやIRCで有志が字幕付きで配布した海賊版DivXムービーについてコメントしてしまう者もいる。先述のようにストーリーについて詳細に検討することが禁じられているせいか、character developmentの有無が非常に大きな評価の分かれ目になっているようだ。アニメといっても絵そのものより演出や脚本に目が向いているのは興味深 い。単にエキゾチックでオリエンタルなものが求められているのかそうでないのかは、今後の海外での日本アニメ産業の受け入れ状況を見守る必要があるだろう。
自作ソフトウェアをここで公開している関係上プログラミングに役立つサイトも紹介しておこう。Slashdotを最初に紹介した手前、SourceForgeを紹介しないわけにはいくまい。最近日本語版も作られた。本家でも日本語表示は出来るが、日本語版は日本語でのオープンソースソフトウェアプロジェクトのみを支援するようだ。自分では開発支援サービスを利用しないが、SourceForgeは有名無名の星の数ほどのプロジェクトが入っているので見て回るだけでも非常にためになる。また、Microsoft Windows上での開発に非常に役立つのがThe Code Projectである。類似サイトとしてCodeGuruがあり、日本ではよく引用されるが、前者の方が更新ペースが速くup-to-dateで使える記事が多い。ゲーム開発なら、Gamasutraがマーケティング含めて全てをカバーしている。私は標準C++が好きなのでその関係のサイトをよく見るが、C/C++ Users Journalの雑誌自体は有料ながら、C++ Experts ForumでC++についての最先端のコラムが読める。Modern C++ DesignのAndrei Alexandrescu氏や、Exceptional C++のHerb Sutter氏が書いているので、読み物として面白い物がいくつも公開されている。またANTLRというJava/C++/Satherのコードを生成できるパーサジェネレータも見つけた。Lex/Yaccに代わる、C++のコードを生成できるフリーソフトウェアである。そのほか、Microsoft Xbox部門のプログラマPete Isensee氏によるC++の最適化に関するテストのページも面白い。日本では、最近標準C++のMLを始めたepisteme氏のサイトにC++に関する記事がある。
毎日チェックするサイトとしては、Mozilla.orgを 忘れるわけにはいかない。常用するには現段階ではかなり辛いものの(おそらくあと1年くらいはかかるだろう)、Mozillaの完成度は徐々に向上してい る。半年ほど前までは本当に使い物にならなかったのだが、そこから考えれば、1.0を迎えて相当に安定性が増した。Nighty Buildをほぼ毎日ダウンロードし、Bugzillaで自分が報告したバグの状況はどうなっているかとチェックしている。Bugzillaでバグをリポートすると早いものでは数時間でパッチが提供されるなどフィードバックを得ることが出来るのでなかなか楽しい。反面、修正されないバグはいつまで経っても修正されないのが歯痒いのだが。
さて、Slashdotには"アニメ"なるトピックがあり、これがOSS (Open Source Software)コミュニティと一体いかなる関連性を持つかについて常々非難の的になっている。これはSlashdot運営者のhemosとCmdrTacoの趣味によるもので、特にCmdrTacoはEverything (Apache+mod_perl+MySQL)によるアニメDVDレビューサイトAnimeFuを運営している。DVDレビューサイトでspoilerを含むことが出来ず突っ込んだレビューはできない場ではあるが、逆に短くまとめられているのでなかなか楽しく読める。日本の素材を外国人がいかに解釈するかというのはいつ見ても面白い。それは、ゲームコンソール産業においても同様だ。AnimeFuは 基本的にDVDが対象なのでエンコーディングクオリティやメニューについて一言付けられているが、ファイル共有サービスやIRCで有志が字幕付きで配布した海賊版DivXムービーについてコメントしてしまう者もいる。先述のようにストーリーについて詳細に検討することが禁じられているせいか、character developmentの有無が非常に大きな評価の分かれ目になっているようだ。アニメといっても絵そのものより演出や脚本に目が向いているのは興味深 い。単にエキゾチックでオリエンタルなものが求められているのかそうでないのかは、今後の海外での日本アニメ産業の受け入れ状況を見守る必要があるだろう。
自作ソフトウェアをここで公開している関係上プログラミングに役立つサイトも紹介しておこう。Slashdotを最初に紹介した手前、SourceForgeを紹介しないわけにはいくまい。最近日本語版も作られた。本家でも日本語表示は出来るが、日本語版は日本語でのオープンソースソフトウェアプロジェクトのみを支援するようだ。自分では開発支援サービスを利用しないが、SourceForgeは有名無名の星の数ほどのプロジェクトが入っているので見て回るだけでも非常にためになる。また、Microsoft Windows上での開発に非常に役立つのがThe Code Projectである。類似サイトとしてCodeGuruがあり、日本ではよく引用されるが、前者の方が更新ペースが速くup-to-dateで使える記事が多い。ゲーム開発なら、Gamasutraがマーケティング含めて全てをカバーしている。私は標準C++が好きなのでその関係のサイトをよく見るが、C/C++ Users Journalの雑誌自体は有料ながら、C++ Experts ForumでC++についての最先端のコラムが読める。Modern C++ DesignのAndrei Alexandrescu氏や、Exceptional C++のHerb Sutter氏が書いているので、読み物として面白い物がいくつも公開されている。またANTLRというJava/C++/Satherのコードを生成できるパーサジェネレータも見つけた。Lex/Yaccに代わる、C++のコードを生成できるフリーソフトウェアである。そのほか、Microsoft Xbox部門のプログラマPete Isensee氏によるC++の最適化に関するテストのページも面白い。日本では、最近標準C++のMLを始めたepisteme氏のサイトにC++に関する記事がある。
毎日チェックするサイトとしては、Mozilla.orgを 忘れるわけにはいかない。常用するには現段階ではかなり辛いものの(おそらくあと1年くらいはかかるだろう)、Mozillaの完成度は徐々に向上してい る。半年ほど前までは本当に使い物にならなかったのだが、そこから考えれば、1.0を迎えて相当に安定性が増した。Nighty Buildをほぼ毎日ダウンロードし、Bugzillaで自分が報告したバグの状況はどうなっているかとチェックしている。Bugzillaでバグをリポートすると早いものでは数時間でパッチが提供されるなどフィードバックを得ることが出来るのでなかなか楽しい。反面、修正されないバグはいつまで経っても修正されないのが歯痒いのだが。
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