ブラウザを起動して真っ先に見るのは Slashdot だ。 日本版 もあるが、輸入品の常かはたまた輸入業者が悪いのか見るに耐えない代物になっているので(まずもって"アレゲ"というのが本質的な意味で頭が悪そうでキモい)、もっぱら本家のみ見ている。 Slashdot は基本的にU.S.のサイトで "United States"というニューストピック もあるので、日本に持ってくるのが間違いである。 Slashdot を構成しているプログラムである Slash (Apache+mod_perl+MySQL)を使って別個のサイトを作るのならまだしも、 Slashdot のブランドをそのままコピーしたサイトを支持するというのはいかなる意味を持つだろうか。日本人=copycatという誹りは免れないだろう。テクノロジを真似るのは大いに結構だが、精神やスタイルまで真似る必要は無い。もしくは、そう悟られてはならない。その意味で、 日本版Slashdot には、 VA Linux Japan のPR部門以上でも以下でもない非常にナイーブな試みであるという印象を禁じ得ない。一昔前の雑誌や最近のTV番組でアメリカのフレームワークを輸入して使用するものがあったが、インターネットではその類に出会いたくないものである。というのは、海 外だろうがどこだろうがダイレクトに一次ソースへ到達することができるからだ。そして、 Slashdot 自体が既に、インターネット上の他のサイト(含ニュースサイト)をポインタとして情報を伝えるサイト、つまり二次使用素材(悪く言えばパクリ)を主とするmeta weblogなのである(時折運営側による大して面白くない問題提起が行われるにしても)。